妊娠中、結婚式に招待されたらどうする?出欠の判断や返事の仕方、当日の注意点など

妊婦さんが結婚式に招待された時、

どうすればいいのかをまとめました。

  • 安定期に入っていればOK?
  • 妊婦は欠席した方がいいの?
  • 招待してくれた人になんて返事すればいい?
  • 参列する場合の注意点は?

などなど。

妊婦さんが結婚式に招待された時の疑問を解決します。

結婚式は一生に一度のおめでたい日。

大切な人の結婚式なら、何がなんでも参列したいですよね。

でも、妊娠中は何が起こるかわかりません。

もし、無理やり参加して式の最中に何か起きたら、

招待してくれた相手に迷惑をかけるだけでなく、

赤ちゃんの命を危険にさらしてしまう可能性もあります。

妊娠中の結婚式お呼ばれは自分1人で判断してはいけません

妊娠中、結婚式に招待されたら、

まずはこの記事をしっかり読んでください。

私も妊娠5ヶ月の時に友達の結婚式があり、

参列するためにさまざまな準備をしました。

細心の注意を払って参列した経験から、

結婚式当日までにやるべきことをご紹介します。

この記事のあらすじ
  • 出欠を判断する時のポイント
  • 招待状への返事の仕方
  • 参列する場合の注意点
  • 欠席する場合の対応

出欠の判断はまずお医者さんに相談を

妊娠中でも結婚式に参列することはできます。

ただし、出欠の判断は自分ではできません。

結婚式に招待されたら、

まずは産婦人科のお医者さんに相談してください。

「安定期なら参列できる!」

と書かれている記事がありますが、

絶対に自分で判断しないこと!!

お医者さんには

  • 結婚式の時期
  • 結婚式が行われる場所

などを聞かれます。

妊娠の週数や経過、結婚式が行われる場所までの距離などから

参列してもいいかどうか判断されるようです。

安定期に入っていれば許可が出る可能性も

約280日間の妊娠期間中、

「安定期」と呼ばれるのは妊娠5〜7ヶ月目(16〜27週)です。

結婚式の時期が安定期に入っているかどうかが、

まず出欠を判断するポイントになります。

ただし、安定期は「妊娠初期に比べて流産のリスクが下がる」というだけです。この先も、出産するまで油断は禁物!人によってはまだつわりが続いている時期でもあります。

もちろん、切迫流産などで安静にするように言われている場合は、

安定期に入っていても参列の許可は出ません。

つわりが続いているなら欠席した方がいい

結婚式の時期に安定期入りしていて、妊娠の経過が良好であれば、

お医者さんから

産婦人科の先生

結婚式に参列してもいいですよ

と言われる可能性があります。

ただし、安定期に入ってもつわりが治らない場合は

欠席した方がいいです。

結婚式は演出の都合上、自由にお手洗いに行くことができません。

式の最中に気分が悪くなったら、

新郎新婦に迷惑をかけてしまいます

無理して参列しようとするのはやめましょう。

長距離の移動を伴う場合はハードルが高い

安定期に入っていて、妊娠の経過や体調に問題がなくても、

結婚式が遠方で行われる場合はハードルが上がります。

理由は次の2点。

  • 妊娠中、長距離の移動は体に負担がかかる
  • 何かあった時、すぐにかかりつけの産院に行けない

つわりが軽かったとしても、

妊娠中の体は予想以上に疲れやすいです。

飛行機でも新幹線でも座ってるだけだし、大丈夫!

って思うでしょ?

座ってるだけでもキツいんですよ!

むしろ、座りっぱなしの姿勢は血行不良を引き起こし、

エコノミークラス症候群の原因になります。

エコノミークラス症候群は血行不良によって発生した血のかたまり(血栓)が、肺の動脈を塞いでしまう病気です。
妊娠中は血がかたまりやすくなっているため、エコノミークラス症候群を発症するリスクが上がっています。

私は妊娠5ヶ月に入ったばかりの頃、

バス、飛行機、バス、レンタカーを乗り継いで、友達の結婚式に参列しました。

移動時間は5時間以上。

妊娠中にはおすすめできない移動時間です!!

お医者さんには

産婦人科の先生

安定期に入ってるけど、「何が起こってもおかしくない」ってことを忘れないでください。

と言われました。

幸い、無事に帰って来れましたが、

帰宅早々、しんどくなって吐きました。

結婚式に参列する場合の注意点は後ほど説明します。

招待してくれた人への連絡・返事の仕方

妊娠中、結婚式に招待してくれた人への対応をご紹介します。

ポイントは次の5つ。

結婚式に招待されたら…
  1. 妊娠中であることを伝える
  2. 参列したいが、すぐには返事ができないことを伝える
  3. 返事が遅くなってもいいかどうか相談する
  4. 返事を待ってもらえる場合はリミットを確認する
  5. メールやLINEで出欠を伝えた上で、招待状の返信はがきも送る

新郎新婦には妊娠中であることを伝える

結婚式に招待されたら、まずは妊娠中であることを伝えましょう。

欠席する場合は、やむを得ない理由として理解してもらいやすいです。

出席する場合でも、新郎新婦にはあらかじめ伝えておく必要があります。

参列したい場合は返事が遅れてもいいか相談する

「結婚式に参列できるならしたい」と考えている場合、

招待してくれた人にその気持ちを伝えましょう。

通常、結婚式の招待状は受け取ったらすぐに返事するのがマナーです。

でも、妊娠中はお医者さんに相談したり、

直前まで体調がどうなるかわからなかったりして、

すぐに返事ができません。

まずは

「できれば参列したいけど、もう少し後にならないとはっきり返事できない」

と伝え、返事が遅くなっても構わないかどうかを確認してください。

結婚式を挙げたことがあるならわかると思いますが、

新郎新婦はできるだけ早く招待客を確定させたいと考えています。

なぜなら、席次表作りや披露宴の料理・引き出物の手配などは、

招待客が決定しないとできないからです。

返事が遅くなることは、間違いなく新郎新婦に迷惑をかけます。

それをわかった上で、返事を待ってもらえるかどうかを確認してください。

返事を待ってもらえる場合はリミットを確認

返事が遅くなってもいいと言ってもらえたら、

最終的な返事をする期限を確認しておきましょう。

披露宴の料理や引き出物の数などは

確定させなければならないリミットがあります。

リミットを過ぎると、キャンセルや追加ぎできなくなるため、

必ずそれまでに最終的な返事をしましょう。

あまりギリギリになると、

新郎新婦をやきもきさせてしまいます。

「返事が遅くなってもいい」と許可を得ているとはいえ、

できるだけ早く返事をしてください。

ギリギリまで判断できない場合は、

欠席にした方が無難です。

出欠が決まったらすぐに直接連絡→返信はがきも出す

出欠が確定したら、新郎新婦にすぐ連絡しましょう。

メールやLINE、電話などで伝えた上で、

招待状の返信はがきも出してください。

アレルギーのほかに「妊娠中」であることも書いておきましょう

返信はがきには食事のアレルギーについて書く欄がありますよね。

生モノやアルコール類などを除いたメニューを用意してもらえます。

式当日までに準備しておくこと

妊娠中、結婚式に参列すると決めたら、

当日までに次の3点を準備しておきましょう。

  1. 負担の少ない交通手段の確認・手配
  2. 式場付近にある病院の位置と連絡先
  3. 妊娠中でも無理のないドレスと靴

式場までの交通手段

結婚式は絶対に遅刻できないので、

スムーズに移動できる方法を確認しておきましょう。

式場が遠方で土地勘がない場合、

事前に確認しておかないと迷ってウロウロする羽目になります。

妊娠中の体で無駄に動き回ったり、

焦って走ったりするのはNG!

できるだけ体に負担のかからない移動手段を考えておいてください。

駅からシャトルバスが出ている式場もあります。

式場専用のシャトルバスなら、

確実にたどり着けるので安心です。

シャトルバスがない場合はタクシーを手配しておきましょう。

式場付近にある病院の場所と連絡先

式場からかかりつけの病院までの距離が離れている場合、

式場付近の病院をチェックしておきましょう。

結婚式は土・日・祝日に行われることが多いので、

休日の外来や急患にも対応している病院を探してください。

式場から病院までの移動手段や時間、

病院の連絡先を調べておくと安心です。

先の当日、体調に異変を感じたら、

我慢せずに受診するようにしてください。

パーティドレスと靴選び

パーティドレスはお腹周りを締め付けないものを選んでください。

妊娠中のドレス選びは着心地が何より大切です。

式で長時間座っていても苦しくならず、

肌への刺激が少ない素材を選びましょう。

パーティドレスはレンタルがおすすめです。

妊娠するとウエストやバストのサイズが変わり、

手持ちのドレスはサイズが合わないかもしれません。

新しいドレスを買っても、

産後は体型が変わってしまい使えない可能性が大!!

1回しか着ないかもしないドレスを買うよりも、

レンタルの方がお得です。

パーティドレスをレンタルするなら、

Cariru」がおすすめですよ。

おすすめの理由とレンタル方法はこちらの記事をご覧ください。

パーティドレスのレンタルはCariruがお得

【比較】マタニティパーティドレスのレンタルならCariru一択!妊婦におすすめの理由と借りる方法

和装はよっぽど着物慣れしている人以外はやめておきましょう。

帯でお腹周りを圧迫することになるので、

長時間の着用はキツいです。

靴はストラップ付きのフラットシューズがおすすめ。

ヒールを履く場合は3cm以内で、

安定感のある太めのヒールを選びましょう。

履き慣れない靴は転倒のおそれがあるので、

新品の靴は避けてください。

結婚式当日の持ち物と注意点

いよいよ待ちに待った結婚式当日!

大切な人の晴れの日を素敵な思い出にするためにも、

持ち物と注意点をしっかり確認しておきましょう。

【持ち物】母子手帳と保険証は必須

当日は母子手帳と保険証を必ず持って行きましょう。

病院を受診することになった時に必要です。

万が一、街中で倒れた時のことも考え、

マタニティマークをつけておくと安心です。

特にお腹が目立たない時期は妊婦さんだと気付かれず、

適切な処置が行えないおそれがあります。

他には

  • エチケット袋
  • 口の中がスッキリするガムや飴
  • 体温調節に使えるグッズ(暑い時期は扇子、寒い時期はカイロなど)

を用意しておくと便利です。

もちろん、ご祝儀袋も忘れずに!

体調第一で無理しない

妊娠中はとにかく無理は禁物です!

結婚式当日は挙式会場から披露宴会場へ移動したり、

立ったり座ったりしなければならない場面があります。

友達の晴れ姿を写真におさめようと

張り切っている人もいるでしょう。

でも、妊娠中は長時間座っているだけでもしんどいです。

普段のスピードで動こうとせず、

体に負担をかけないように注意してください。

食事も無理して全部食べる必要はありません。

アルコールは絶対に飲まない

招待状の返信はがきに「妊娠中」と書いておけば、

式場スタッフにも伝わっているはずです。

私が妊娠中に参列した結婚式では、

乾杯のシャンパンはノンアルコールのドリンクになり、

食後のコーヒーはノンカフェインのお茶を出していただきました。

でも、結婚式は新郎新婦の親族から

挨拶がわりにビールを注がれるケースも多いです。

もし、ビールを注がれたら形だけ受けておいて、

絶対に飲まないようにしましょう。

直前・当日に欠席する場合の対応

妊娠中は体調が急変することも多いため、

「出席」で返事を出したのに行けなくなる場合もあります。

式の数日前〜当日に欠席しなければならないこともあるので、

もしもの時のために対応をチェックしておきましょう。

新郎新婦に電話で連絡する

式の直近で欠席することになったら、

まずは招待してくれた人に電話で連絡してください。

結婚式の前はかなり忙しくなるため、

メールやLINEは見ていない可能性もあります。

特に式当日は電話に出られない可能性もあるので、

式場にも連絡を入れておくと確実です。

電報や花を手配する

結婚式で直接お祝いができなくなった場合は、

電報やお花で精いっぱい祝福しましょう。

電報や花は当日でも手配できるサービスがあります。

妊婦さんは急に体調を崩す可能性があるので、

事前に調べておくと安心です。

後日ご祝儀を送る

やむを得ず欠席する場合は後日ご祝儀を送りましょう。

その時は突然の欠席を謝罪し、改めてお祝いしたい気持ちを伝えてください。

妊娠中の体調不良による欠席はやむを得ないとはいえ、

新郎新婦には迷惑をかけてしまいます。

今後も良好な関係を続けたいなら、丁寧な対応が必要です。

金額は欠席の連絡を入れる時期によって異なります。

披露宴の料理や引き出物がキャンセルできる時期であれば、

当日包む予定だった金額の半分程度が相場です。

キャンセルの期限は式場にもよって異なるので、

新郎新婦にあらかじめ確認しておいてください。

式の前日や当日に欠席が決まった場合、

ほぼ間違いなくキャンセルできません。

あなたの分の料理・引き出物代も発生するので、

当日包む予定だった金額のご祝儀を用意してください。

お互いおめでたい話だからこそ、無理しない

結婚も妊娠も大変おめでたいことです。

だからこそ、妊娠中の結婚式の参列は

慎重になる必要があります。

体調が悪いのに無理して参列したり、

妊娠中の体に負担をかけるような行動をしてしまうと、

おめでたい話を台無しにしてしまう可能性もあるのです。

お互いの幸せを祝福し合うためにも、

妊娠中に結婚式に招待された場合は

冷静に行動しましょう。

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