付き添い無しで陣痛を乗り越える方法をご紹介します。

- これから出産する予定がある
- コロナの影響で立ち合い出産ができない
- 陣痛を1人で耐えるのが不安
- 陣痛の乗り越え方を知りたい
こんな人に読んでいただきたい記事です。
私は2020年6月に第一子を出産しました。
初めてのお産で不安だらけなのに、コロナの影響で立ち合い出産は禁止!さらに出産ラッシュで看護師さんも助産師さんも大忙し!
いよいよ生まれるという時まで付き添いはなく、1人で陣痛に耐えました。よくドラマなどで見る「テニスボールで肛門付近を押してもらう」「腰をさすってもらう」などのケアはありません。
それでも私は陣痛の痛みに対して比較的冷静に立ち向かい、かなり短い分娩時間で息子を産むことができました。
この記事を読めば、1人でも陣痛を乗り越えるヒントが見つかるはずです。
- 陣痛を乗り越えるための心構え
- 陣痛の時にあってよかったもの
陣痛を乗り越えるために知っておくべきこと
初めて出産する時は陣痛の痛みがどれほどのものかわからず、不安な人が多いでしょう。私もそうでした。
陣痛を乗り越えるために知っておくべきことは3つです。
- 陣痛は長くても1分半ほどしか続かない
- 痛くないとお産は進まない
- 出産には必ず終わりが来る
陣痛は長くても1分半ほど
妊婦さんは病院の母親教室などで聞く話だと思いますが、陣痛は長くても1分~1分半くらいです。

私も半信半疑でしたが、本当のことでした!
1分ほど強い痛みが来た後、痛みが去って一息つく時間がありました(お産の終盤になると呼吸を整えるのが難しくなりますが)。
いよいよ生まれるという時になっても同じです。痛みが去って次の陣痛が来るまでの間に、助産師さんの指示を聞いたり、水分補給をしたりする余裕がありました。
陣痛が来たら「たった1分だ!」と思ってがんばりましょう。
お産は痛くないと進まない
自然分娩の場合、陣痛の痛みは避けては通れません。
陣痛は赤ちゃんをお腹の外に導くために子宮が収縮することで起こります。。だから、痛いということはちゃんとお産が進んでいる証拠です。
私がお世話になった助産師さんは

陣痛が来ないことには赤ちゃんは生まれませんよ。痛くなったら喜びましょう!
と励ましてくださいました。だから私は

赤ちゃんに会える瞬間が近づいているんだ!
と思って痛みに耐えることができました。
出産には必ず終わりが来る
陣痛の痛みに耐えている間は1分でさえ長く感じるかもしれません。
でも、出産には必ず終わりがあります。しかも、「出産の終わり=赤ちゃんの誕生」なのです。
お産の長さは人それぞれですが、いつまでも終わらないお産はありません。ふりだしに戻ることもありません。陣痛に耐えるたびに赤ちゃんの誕生が近づきます。
ここまで読んで「なんだか精神論ばっかりだな」と思われたかもしれませんね。
でも、私は初めての出産を経験してみて「出産は気持ちの持って行き方が大切だ」と感じました。付き添ってくれる人がいないのなら、なおさら気持ちを強く持つことが重要です。
出産時に持って行くべきもの
陣痛を1人で乗り越えるために持って行くべきものをご紹介します。
私が「あってよかったな」と感じたものは次の2つです。
- 腕時計
- スマホスタンド
「いきみ逃し」や痛みを和らげるためのものではありません(テニスボールなどは病院で用意されていることがおおいです)。痛みに耐え抜くために役立つアイテムです。
腕時計は秒数がわかるものを
先ほど説明したように、陣痛は長くても1分~1分半しか続きません。
私は陣痛が来たら時計を見て、時間が過ぎるのを待ちました。すると、本当に陣痛が1分ほどしか続かないことがわかったので、陣痛への恐怖が少しだけ和らぎました。

「いつ終わるかわからない痛み」は怖いけど、「だいたい終わりが見える痛み」はなんとか耐えられる!
さらに陣痛は規則的に来るので、例えば3分間隔の時は

次は3分後まで痛みは来ない。今のうちに水分補給しよう!
と次の陣痛に備えるようにしました。いつ来るかわからない痛みより、ある程度いつ来るかわかっている痛みの方が怖くありません。
私が身に着けていたのは秒数の分かるデジタル時計です。
出産後の入院中、授乳の時間を計る時にも役立ちました。
スマホスタンドはビデオ通話に便利
スマホスタンドは家族とのビデオ通話に使いました。
スマホ越しであっても、家族の顔や声がすぐそばにあると安心感があります。生まれる瞬間までビデオ通話をつないで「オンライン立ち合い出産」をするのもおすすめです。
スマホスタンドを使ったオンライン立ち合い出産のレポも書きましたのでぜひ読んでみてください。
当初は「スマホを手で持っていればいいや」と思っていましたが、

いきむ時にスマホを持っている余裕なんてないのでは?
と気づいたのです。
実際にお産の終盤には分娩台の両サイドにあるレバーを両手でつかみ、ぐっと引き寄せるようにしていきみます(※病院によって違うかもしれませんが)。手は空いていたほうがいいでしょう。
スマホスタンドは入院中ベッドに寝転びながらスマホをいじったり、赤ちゃんの動画を撮影したりするのにも役立ちました。
赤ちゃんに出会える瞬間を想像して
最後に付き添い無しで陣痛を乗り越えるコツをおさらいします。
- 秒数の分かる時計で陣痛の時間を計り、痛みが過ぎ去るのを待つ
- 陣痛の時間を計って痛みが来るタイミングを把握し、次の陣痛に備える
- ビデオ通話で家族と会話しながら気持ちを落ち着ける
出産は体力だけでなく気力も必要です。気持ちが折れてしまっては、体もしんどくなってしまいます。
付き添い無しで出産に臨むのはとても不安なことですが、赤ちゃんを産めるのはあなただけです。
赤ちゃんに会える瞬間を想像して、気持ちを強く持ちましょう。
この記事を読んでくださったあなたが無事に出産を終えられることを祈っています。